Learn from Experience & Letter
経験者から学ぶ&交換留学派遣生からの便り

O

ベトナム

ベトナムでの体験

Oさん

工学部機械システム工学科
留学期間:2018年 8月 14日 ~ 2018年 8月 23日
留学先:FPT大学

派遣先について

 FPT大学は、ベトナムの大手IT企業によって設立された大学である。留学生用の寮があり、様々な国籍の学生が利用している。FPT大学には英語が堪能な方が多く、日本語を学ぶ学生もいて、親身になって接することができた。海外の人々と交流を深めるのによい機会を得ることができたと感じた。

学習・活動面について

 FPT大学では、授業が平日の午前中に行われ、英語で意思疎通を深めるための学習をした。また、平日の午後や土日はベトナムの町や観光地に足を運んだり、日本の文化を海外の学生に紹介する企画のための準備をしたりした。学習面では、英語で相手の考えを知り、自分の考えを伝えることに難しさを感じる時もあったが、日本で普段は行うことのない良い経験になったと思う。

生活について

 ベトナムは日本より気温が高く、歩く時間が長いとそれによって体力が消耗することがあるので、自由時間などで移動をするときはタクシーやバスをうまく活用する必要がある。また、水道水を飲むと体を壊してしまうため、スーパーなどで販売しているミネラルウォーターを購入して持ち歩くようにした。ほかにも日本との違いに戸惑うことがあったが、臨機応変に対応し、現地の生活に慣れていくことが重要だと思った。

派遣先で得たこと

 今回の留学で最も印象に残っていることは、海外の方々と言葉の違いを超えてつながりを深めるにはどうすればよいか考えさせられたことである。英語を聞いて話す力が向上すれば、話をもっと広げることができると思うと同時に、姿勢や行動で相手に対して心を開くことが重要だとも考えるようになった。基本的なことではあるが、相手の顔を見て話を聞いたり、はじめは伝わらなくても辛抱強く説明しようとする姿勢などを積み重ねていくことで、互いに理解ができるようになっていくのだと体感することができた。

後輩へのアドバイス

 言語や日常生活の環境が異なった海外に行くことに不安を感じることがあるかもしれないが、日本では出会うことのない体験や人々との交流をすることは貴重な経験になり、自身の視野を新しく開いてくれるきかっけとなると私は思う。